便秘で悩んでいる方は多く、特に女性で困っているという方が多いものです。
便秘の悩みを解決するための方法は幾つかありますが、便秘になる原因の1つである運動不足を解消する事が手軽ですぐに行なえる対策と言えるでしょう。
運動不足解消と言うとランニングやウォーキングなどが挙げられますが、それらの有酸素運動を行なった場合、便秘の解消に効果がある事が分かっており、しっかりとした根拠があります。
今回はなぜ便秘に効くのかを説明していきます。

副交感神経が活発になる

便秘解消になぜ有酸素運動が良いのかというと、それにはまず副交感神経が関係してきます。
胃や腸などの消化器系というのは副交感神経によってコントロールされており、これが活発になるという事はすなわち胃や腸の動きも活発になるという事であり、便通を良くするのを助けます。
また運動によってリラックスした状態になる事も副交感神経の活動には良い影響を及ぼします。

リラックスしやすい景色を見ながらのゆっくりとしたウォーキングがおすすめですが、他にもヨガやストレッチ、散歩やサイクリング、家事などでもリラックスした状態を作りやすくなります。
日常的にこれらの行動を習慣付けると、自然と便秘解消に繋がります。また最も適している時間帯としては起床後が挙げられます。

睡眠から目覚めると大腸が刺激され、ぜん動運動がはじまります。
この働きをより活発にさせる為に、便秘に悩んでいる人は起床後にランニングなどを行なうとさらに効果が高まるでしょう。

血行が良くなる

便秘の原因として血行不良も挙げられます。
血行不良により腸が冷えてしまうと腸のぜん動運動が低下してしまう為、便を押し出す力が弱くなり、便が排出が出来ない状態が続くと便秘となってしまいます。

血行は全身の細胞に酸素や栄養素を行き渡らせる為の大事なものであり、血行を改善させる事で腸の動きを活発化させ、便秘解消へと繋がります。
血行を良くさせる為の対策として有酸素運動は効果的であり、ランニングやウォーキングなどによって心拍数が上がると心臓から大量の血液が送られるので血行が良くなり、体が温かくなってきて腸の働きも活発化します。

この時に気をつけておきたい点としては、無理をしないという事です。
無理をしてしまうとそれがストレスとなってしまい、帰って便秘を悪化させてしまう事もあります。
副交感神経の働きを良くする為にも楽しく、気持ち良く続けられるようなメニューにして1回1回は短くても良いので長く継続できるような習慣をつけましょう。